「たしかに、何色なんだろうね・・・」





「太陽は赤でもオレンジでもなくて白色光だよ~」





車から出てきた春樹が言った。





「なんだそれ・・・?」





「色彩の感覚を与えない光のことを白色光って言うらしいよ~」





「わ、訳がわからん・・・!!」





夏樹は頭を抱えながら言った。





「だ、大丈夫・・・?」





「は!!そんなことより海だ海!!よ~し!いっぱい遊ぶぞ~!!」





「相変わらず切り替え早いね~」





「う・・・うん・・・」