「俺、海あんま好きじゃねぇし・・・」





「そうか!?俺は大好きだぞ!!青い海に照りつける赤い太陽!!大好きだ!!」





言いながら夏樹は腕を大きく広げた。





「あぁ~太陽より暑苦しい奴がここに居た・・・」





「ははは・・・」





私は苦笑いをするしか無かった。





「ん?待てよ?太陽はオレンジか・・・?う~ん」





「どうしたの?夏樹?」






「いや、太陽の色は何色かなって思って・・・」





「太陽の色・・・?」





私は夏樹が、あの勉強が苦手な夏樹が科学的な事を言った事に少し驚いた。