机を移動させ、灼呀君の後ろに座った高野君。
灼呀君の後頭部を睨みつけると、
「・・・身長は俺が勝ってる」
ボソリと聞こえるように呟いた。
「それが?」
煽るような灼呀君の返し。
「・・・・・・」
二人の間に飛び散る小さな火花――
それは、これから始まる醜いバトルの幕開けだった――。