私は部活の帰り道で、勇気を出して白笑さんに切り出した。
「あのっ、会うのは極力、部活動の時間だけにしたいんです・・・!」
言われた白笑さんは一瞬きょとんとして、
「どうして?鬱陶しかったかな?」
まぁ若干。
――あ、いやいやいや・・・!
「他の女子の反感を買いたくないっていうか・・・」
言い辛くてゴニョゴニョすると、
「わかった。君の意思に沿うよ」
「あ、ありがとうございます!!」
よかった、いい返事がもらえた。
これで一安心――
なんて、私の考えは甘かったのだ。