「お疲れ様。じゃ、部活行こ?」
例に漏れず、放課後もわざわざ出迎えに来てくれた彼。

部室に行くと、すでに昨日のプリンス達が勢揃いしていた。
それぞれソファに身を預け、真剣な面持ちで――・・・漫画を読んでいる。

「・・・ところで、この部の部活内容って?」
私は誰にでもなく疑問を投げかけてしまった。
「テメェは馬鹿か?馬鹿だ。漫画を研究するに決まってんだろ」
「・・・・・・」
灼呀クンの物言いにイラッときてしまった。
私この人、キライかも・・・。
「ごめんね、灼呀は口が悪いんだ。ついでに頭も悪いから、気にしないで」
「白笑、テメェ!」
「あ~もぅ、うるさ~い!集中して読めないよ!」
うつ伏せに寝転んでいた枢弥くんが抗議の声を上げた。
・・・なんか自由だなぁ。
寛ぎっぷりがまるで自宅にいるかのようだ。