「正確には花嫁を見つけ出し、その人に自分を選んでもらう事、なんだけど・・・」
「あの、ちょっといいですか?」
私は我知らず、授業中みたいに挙手をしていた。
「はい、どうぞ?」
「昨日、気のせいか『お前が俺達の花嫁だ』って言われたような気がしたんですが・・・」
「うん。その通りだね」
あっさり肯定されてしまった。
「・・・その、どうして私が、なんですか?他にも女の子いっぱいいるのに」
「それはね、灼呀が君の手を掴んだ時に発覚したんだ」
「はあ」