その王室にふさわしいルックスを持つ兄弟が、ソファに腰掛けている。
名字もさることながら、さすがプリンスと呼ばれるだけある。
華がある、絵になる=見蕩れてしまう・・・。
「ようこそ、漫画研究部へ。歓迎するよ」
そう言って微笑んでくれたのは金髪の王子様――っと、まだ名前知らないんだった。
「さ、どうぞ」
「はい・・・」
促され、私がソファに腰を下ろすと、その正面に金髪王子が座った。
「簡単に自己紹介するね。僕達四人はみんな兄弟なんだ。僕が長男の王子白笑。そして、こっちが――」