みんなの視線の的が、ズカズカとこちらに歩いてくる――

「雛鳥初菜――お前だな?」
そう言って私の前に立ちはだかったのは、昨日の男子――確か灼呀クンだ。
彼の後ろに残りの3人も顔を揃えている。
「食事中に突然ごめんね?昨日会ったの覚えてるかな?」
「あ、はい・・・」
この人は4人の中では一番印象がイイ、金髪の王子様。
彼は私に近付くと、

「君を漫画研究部に招待します」

にっこり笑ってそう言った。