「いらっしゃい~。初菜と仲良くしてくれてありがとうね~」

もう一人が現れた!

「ぎゃっ、パパまでっ。なんで来るのよっ?」
「だってケーキが7個あるってきいたから・・・。パパだってケーキ食べたいんだよ~」

確かにケーキは7個・・・。
苺のショートケーキにモンブラン、フルーツタルトにレアチーズケーキ、ティラミスにミルクレープにミルフィーユ!
これは・・・選び難い・・・!!

「初菜ちゃんはどれにするのー?」
ベッドの上から枢弥くんが覗き込んだ。
「うっ。私はまだ決まらないから、先選んでくれていーよ?」
「だがここはレディファーストが良いのではないかと私が提案する」
挙手する翠斗さん。
「枢弥くんカワイイしレディみたいなもんだと思うの」
昨日の事が思い出される。
「ちょ、蒸し返すのやめてもらえる!?」