なに言ってるんだろうこの人は本気で私を心配してるの?

差し出しされた手を握ろうとしたけど私は・・・・人を信じられない。

奏「先生には関係ない!!」

和成「関係ある!!お前は俺の大切な生徒だ!」

奏「信じない!!信じない!!」

頭を抱えて泣き出した私を先生は優しく抱きしめてくれた。こんなに人は暖かいものなのか初めて知った。私は暫く先生の腕のなかで泣き続けていた。