二人でリビングのソファに腰かける和成さんは私にくっついたまま。

奏「クラスの子に髪を一つにまとめて貰ったのそれを和成さんに見てもらいたくて数学準備室まで行ったんだけど中で話し声が聞こえて」

和成「あのときおったんや」

奏「うん、それで私と結婚したのは同情で本当に愛してるのはその人だって言ってて私怖くなって」

和成「そんで早退したと、そんとき俺の話聞いてなかったんやろ?あのあとしっかり断ったで」

奏「本当に同情じゃないんだよね?」

和成「ちゃうほんまにお前を助けたいと思ったから結婚したんや」

奏「じゃあキス出来る?私の唇に」

和成「できる」