ワインお作りします



"ワインお作りします"

路地裏にある小さなお店。
その入口にある看板。

きっと普段なら目にも止まらない。

だけど。
あなたも見つけるかもしれない。

見つけたら…

扉を開けてもいいし。
開けなくてもいい。

開けてみたら…

扉の中は誰もいないかもしれない。
もしかしたら、黒猫と彼がいるかもしれない。
それとも、違う誰かがそこにいるかもしれない。

見つける事が出来たら…

ワインに頼らなくても本当は叶う事かもしれない。
あと少し、前に出る勇気を持てばいいのかもしれない。

それは解らないけど。


"ワインお作りします"

世界に一つだけの。
あなたの為だけの。

気持ちを込めたワインを…。




















ここまでお読み頂き、本当にありがとうございます。
とっても嬉しいです。


この話は仕事柄、最近、ワインを見る事が多くて思いついたのです。

ワインって年代が色々。
生まれた年もあれば、生まれる前のものある。

そこで不意に思ったのが、その年代に飲んで戻れたら…なんて夢見がちな事。
本当に戻れたらすごいですが、夢でもいい事ってあるし。
酔っぱらうと寝ちゃうし。

そんな感じでふらふら書き続けてみました。

一話ずつ気持ちは込めてます。
その後、このお店の行方は知りません。

もしもあなたの前にも不思議なお店があれば…
是非、足を踏み入れて見て下さい。


こんな拙いお話にお付き合い頂き、本当にありがとうございました。
感想なんぞ…もし頂けましたら泣いて喜びます。


皆様にしあわせがたくさん届きますように…



2014.7.21
from Snowman




この度、詩に惚れました。
初めて自分の作品の詩をお願いしました。
さらに惚れました!!

………………………………………………

緋色 蒼様作




誘われて ふらり入る路地裏
看板 ぱちり目に飛び込む文字
「ワインお作りします」

扉を開けると
優しい笑顔の店員さん
「あなたのためのワインを作りましょう」

込めるは想いは
あの時へ
あの人へ
あの場所へ

戻りたい
伝えたい
もう一度
過去は 未来は
変えられないけれど

ワインを飲んで
夢(よい)から覚めて
軽くなる想い
「お代は想いです」

一度だけたどり着ける店
「いらっしゃいませ」
店員さんは今日もここで
優しく人を迎え入れる


………………………………………………


他にも緋色さんの素敵な詩が読めます。
『緋色の宇宙 第一集』
是非、覗きに行ってみて下さい!!




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