柚 衣【ゆい】の 死を  …知って
何日?、が

経過したのだろう…。


今でも、枕元に 置いている、
柚 衣の写真を じ…っと みつめてから

柚 衣に、挨拶をした。




「…おはよう

今日  ……は」




柚 衣が、となりに、いることが
当たり前じゃなかったんだ な。


それを、改めて、痛感した。



柚 衣に  ざっ、と 会社の
今日の予定を 説明したあと

出かける準備を する。



「いってらっしゃいの kissして、柚 衣 」



俺は フォトフレームに 軽く
kissを してから

優しく玄関のドアを、しめた。