机の引き出しから 俺は

閉まっておいた、柚 衣の
写っている、フォトフレームを

取り出し、それを
しばらくの間、みつめ る。



白い、肌の笑っている 柚 衣【ゆい】。
まるで、遺影のようだね…。


ぃや、遺影だ……。



運ばれたとき  どうして、医者は
柚 衣を 助けられなかったん だ!!!っ”



俺は……。

柚 衣と、別れたことを悔や む。