ただ、哀しくて…。
こっそり、 泣いてばかりの私。



仕事から、帰って
疲れて、眠るだけの啓。



私と、啓は  後に 共働き と 
あったが…。

生活は それでも
安定せず、相変わらず 苦しかった。



そして、 啓とも
話すこと が  なくなり。




二人で 話し合って…。


納得の上、それぞれが
書いた、紙には 苗字と名前 ……


最後に 押した、印鑑だけが
私と、啓の感情【こころ】を

物語っていた。