そっと、遥を抱きしめる。 震えていた遥の肩は、止まっていた。 俺の腕に収まるくらい、小さな体。 「私ね、今日、和馬君に告白しようと思ってたの。先に言われちゃった」 腕の中から、こっちを見上げてくる。 「どんだけ可愛いんだよ」 「可愛くないです〜‼︎」 遥の言動も行動も、全てが愛おしい。