放課後、部活に行く。 ずっと鳴り続ける心臓を落ち着けようと、一心不乱に絵を描く。 だめだ、心拍数は下がらない。 あの茶色の瞳が、目に焼き付いて離れない。 気付けばもう、下校時間。 いつもの帰り道を通る。