学校に着いて真っ先に中庭に向かい


「俊希来るまで寝てるか」


ベンチに横たわって目を閉じる。




少しずつ意識が遠のいてくのがわかった頃






「柊斗!」




--ビク!!!!!


俺を呼ぶ声がでかすぎて…ビックリした。



それよりこの声って…


俊希が来るんじゃないのかよ…





「なに?」



そこに立ってたのは俊希じゃなくて、結菜っちだった。


俺はビックリした勢いで冷たく言ってしまう。





「あのね、柊斗に言いたいことあって」



結菜っちはすごく真剣な顔をして俺を見てる。

一体何を言おうとしているのか。



「言いたいこと…?」



俺は少し気になるから

それに今日最後になるから…

ちゃんと聞こう。




そしたら



「あぁ!!!!UFO!!!!!」



結菜っちがいきなりでかい声で言って

反対方向指すから

俺は思わずその方向に向いてしまった。



バカか俺は。