結菜っちは何度も何度も俺にメールを
送ってくる。
「勘弁してくれーー…」
決意したくせに
ものすごく揺れる気持ち。
結菜っちは俺が家にこもってて
つまらないだろうって送ってるんだと思うし。
期待なんかしねぇよ。
--そんなこんなであっという間に謹慎最終日になった。
俺が寝てたら
--ガチャ!!!
ドダダダダダとものすごい勢いで近づいてくる足音。
これは嫌な予感しかしない。
「柊斗!!!!!謹慎ってどういうことよ!!!」
やっぱりな。
絶対こいつだと思った。
「なんだよ…朝からうっせぇなぁ…」
「うっせぇじゃないわよ!!あんた謹慎とか何してるのよ!!!」
声でかすぎだろ…
「あのなぁ…隣の部屋に人いんだから、静かにしゃべってくんね?」
ちょっと我に返ったのか
「あら…失礼。それよりどういうことなの?ちゃんと説明して」
「姉貴には関係ない」
「関係あるわよ!!大ありよ!!!!」
「だから声でけぇって!!」
なんで声がこうデカくなるかね…姉貴は。