いろいろ頭に浮かんできて
頭ん中ぐちゃぐちゃだ。
「何言ってんの？？理由？？そんなんあいつの顔みてただ腹が立ったからだよ」
「嘘！！！！柊斗はそれだけで殴るようなことしない！！」
「お前に何がわかんの？？」
「だって…だって柊斗は」
もうなんにも言うな！！
聞きたくもない。
俺は少しいかれてるのかもしれない。
結菜っちが何かを言おうとしてるのを遮って
思い切り両腕を掴み押し倒し、結菜っちに跨る。
「なんか理由言ったら俺の女になってくれんの」
咄嗟にそんな言葉を口にしていた。
自分ではどんな顔で結菜っちを見てるかなんて
頭にもなく
「なぁ…どうなんだよ」
そしたら
－－ガタガタ
俺が掴んでる結菜っちの腕が
すごく震えてて…顔も泣きそうになってた。
その瞬間俺はハッとした…
何やってんだよ…
「もういい。早く帰れ。」
我にかえった俺は体を下ろし
結菜っちに背中を向けながら
「お前ら見てるとめんどくせぇ。早くくっついちまえよ」
こんな自分が嫌で仕方ない。
