「……」
大樹先輩は顔を真っ赤にしてあたしと反対側にぷぃっと顔をむけた。
「もしかして進展ありました??」
うりうり~とあたしはひじでグリグリした。
そしたら大樹先輩は
「…今頑張ってる。」
ぼそっとそう呟いた。
今頑張ってるのか!!!!!いいねいいね先輩!!
「なんか手ごたえはあったんですか?」
もう楽しくなっちゃって質問攻めしてるあたしである。
「…わかんね」
わかんないんかい!!
まぁ恋愛っていろいろあって難しいもんね…
ってあたしが言える立場じゃない!!
そう心の中でノリ突っ込みしてたら
「…でも俺は絶対振り向かせる。」
…ドキっ!
あたしに対して言ってるんじゃないのになぜかドキってした。