「いいから…!早く入るぞ!」
先輩はなぜか顔真っ赤。
もしかして激しく握手しすぎて血がのぼっちゃったのかな…?
…でもまぁいいや!
とりあえずオムライスーオムライスーっ!
あたしはるんるんになって大樹先輩の後を…
あれ、大樹先輩扉開けて待ってる…
「早く入れよ」
えーっ!!!
まさかのレディーファースト?!
あたしこんなことされたの生まれて初めて!!!
「…いいんですか?!」
「いいに決まってんだろ」
あなたほんとにあの元祖性悪イケメン先輩なんですか…?!
今日はビックリばっかりだ。
「…ありがとうございます」
そう言ってあたしはお店に入った。