「せ…せ…先輩…この手は…」




あたしは動揺を隠しきれずに斉藤先輩に言った。






斉藤先輩はハッ!!!!と我に返ったみたいで…





「ちょ…ちょっと間違えたんだよ!!!ほんとはぽん太を撫でようと思ってたら、ちょうどお前の頭が目の前にあったから…つい…そうだよ!!ついだよつい!!!!!」






斉藤先輩は顔を真っ赤にしてぽん太とあたしを勘違いしたって代弁してた。








「そ…そうだったんですねっ。もうービックリしましたよっ!!」




ほんとにビックリした!!



だって男の人に頭ぽんぽんってされたのお父さん以来初めてだよあたし…!




「悪かった…」




あたしとぽん太を勘違いしたのがすごく恥ずかしかったのか先輩の顔はまだ真っ赤っ!!!!





なんかゆでだこみたいになってる…!