中学校で歩いていた方向とは正反対の方向に高校がある。
いつもとは違う道になんだかウキウキする。


「今日から高校生かぁ。なんか実感ないなぁ。」


そう言うと愛菜も大きく頷いた。


『ほんとねぇ。まだ中学生の気分。時が経つのって早いね。』


そんな会話をしていたらいつの間にか高校に着いた。