俺は志保が置いていった荷物から、哺乳瓶と粉ミルクを取り出した。


裏に作り方が書いてあるんだよな…


俺は説明通りに作っていった。


とりあえず、ある程度冷まして…

俺は温度をみてから和也を授乳抱っこした。

「偽チチで我慢しろよな…ほら、飲め」

口元に偽チチチクビをあてがうと
和也はピタリと泣き止んで飲み始めた。

やっぱり腹が減ってたんだな

大人しく飲んでる

それにしても
赤ん坊の泣き声は
凄まじい音量だな…

こんな小さい体の
どこからあんなでかい声がでるんだろ

俺は和也の顔をまじまじと見ていた。