「颯人…」

「…っ!はい…」

「お前と出会ったのは…屋上だったな…」

「はい…そうですね…」

「あの時…お前の過去知って…守ってやりたいと思った…お前の笑顔見た瞬間…この笑顔を守りたいって…でも…守ってやれなかった…ごめんな…颯人」

「…そんな事…気にしなくていいんですよ…!」

「お前にはいろいろと世話になったな…本当に感謝してる…それに引き換え俺は…何もしてやれなかった…約束も守ってやれなかった…」

「全然…気にしてないですから…!俺…玲央さんが生きていてくれるだけで…それだけで十分ですから…!」

「…ありがとな…颯人…お前は最後の最後まで優しいな…お前も治療頑張れよ…治ることを祈ってる…」

「はいっ…!ありがとうございます…!絶対治してみせますから…!」

「おう…遠い所から応援してるぜ…颯人…今までありがとな…」

「っ!俺の方こそ…今までありがとうございました…っ!」

本当に世話になったな、颯人
お前の言葉はいつも俺の背中を押してくれた

本当にありがとう…