久しぶりに外に出て
見た事のないものをたくさん見れて

俺は満足だった
まだ、遊園地が残ってるけどな

遊園地なんて
行った事ねぇな…実は憧れだったりする


「ここが、遊園地だよ」

「っ?!す、すげぇ…!」

俺の前に広がる景色は
見たことのないものばかりだった

ここが遊園地か
俺は自然と笑みがこぼれた

「よーし!玲央!はしゃぐぞー!!」

「あ、おい!ちょっと奏多!待てよ!」

いきなり走り出した奏多に戸惑いつつも
俺は後を追いかけた


「ねぇ!玲央!どれから乗る!?」

「俺は何でもいいぞ?」

「じゃあ、あれ!」

「お、おい!だから先に行くなって!」

俺より奏多の方が興奮してんじゃねぇか
まぁ、楽しそうで何よりだけど

「ちょ、ちょっと待て…奏多…これ乗るのか?」

「うん!」

いや、そんなニッコリ笑顔で言われましても…
目の前にあるのは絶叫マシーンだぞ

「こ、怖くねぇのか?」

「え?どこが怖いの?」

おいおい!
こいつ、可愛い顔してよく言うよ…

顔と性格真反対だな
絶対、絶叫系無理だと思ったのに…