後悔ばかりの毎日の中で
君の存在の大きさに気づいた

もう一度会いたい
君の笑顔が見たい

「…奏多」

「玲央…」

「っ?!」

俺は声がした方を振り向いた
そこには――――





「…っ!奏多…!」

「…………」

奏多がいた
久しぶりに見た奏多は痩せ細っていて

目は赤く腫れ上がっていた
ずっと泣いてたんだと思うと

俺の胸が締め付けられた

「…奏多…ごめんな…あの時あんな事言って」

「…………」

奏多は俯いたまま
俺の方を見ようとしない

「お前を傷つけた…結局俺は…お前を笑顔になんか出来なかった…それどころか泣かせてばっかりで…本当にごめんな…」

「…玲央…」

「お前がいなくなって気づいたんだ…お前の存在の大きさに…自分勝手でごめん…でも俺は、もう一度お前の笑顔が見たい。お前と一緒に…生きたい」

「…っ!玲央…!」

顔を上げた奏多の顔は
涙で濡れていた

「…僕も…玲央の笑顔が見たい…玲央と一緒に生きたい…!!」

「…うん…ありがとう…」


やっと会えた、大切な人
俺は君の笑顔のため、今日も元気に生きています…