その次の日
俺は病院に来ていた

「ゴホッ!ゴホッ!」

相変わらず咳は止まらない
それどころかさらに酷くなっている

「玲央くん、今日はどうしたの?」

「…最近、俺の体が変なんです…咳は止まらないし、眩暈はするし…」

俺は先生に今の自分の体調を伝えた
そして、俺は本当は言いたくない事を先生に伝えた

「最近…心臓が痛むんです…」

「っ?!」

「先生、俺分かっちゃいました…先生の今の反応で…」

俺の思っていた通りだ

「玲央くん…本当はいつかこんな日が来るって分かってた…だけどあえて言わなかった。ここまで言えばもう分かるよね?」

「…………」

それ以上は聞きたくて
俺は黙り込んでしまった