僕は1ヶ月ぶりに外に出た

久しぶりに3人に会いたいと思ったから
みんな元気にしてるかな


「新汰…光輝…久しぶり」

「奏多さん…!お久しぶりです!」

よかった
2人とも元気そうで

「元気にしてた?」

「はい!見ての通り元気です」

「そっか。よかった」

玲央がいなくなった病室には
新汰だけしかいない

寂しくないのだろうか…

「2人とも、ごめんね…なかなか会いに来れなくて…」

「全然大丈夫ですよ。辛かったのは俺らも同じですから…俺らも最近やっとこうして笑えるようになったんです」

「そっか…よかった…また前みたいに笑ってくれてて…2人の笑顔が見れてよかったよ」

よかったね、玲央
新汰も光輝も、ちゃんと笑ってるよ

「奏多さんも笑ってください…僕たちも奏多さんの笑顔が見たいです…」

「…光輝…ごめん…今はまだ笑えない…でもいつか絶対…笑えるようになるから…その時まで待ってて?」

「…分かりました。待ってます!」

「ありがとう…!」

いつになるか分からないけど
でも、いつか必ず…

僕は変わってみせる――――