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「梨花ー!朝だよー!」



バンッ



「ウーン....おはよー。」


入ってきたのはお兄ちゃん。
私が朝弱いからいつも起こしてもらってるんだ。



「さぁ。ご飯食べるから降りて来い。」


「はぁーい。」


制服に着替えていると、少し首元が締め付けられてるような気がした。うーん。まぁだいじょーぶだって!



ドンドンドン



「おっはよー!」



ダイニングに行くともう、お母さんとお兄ちゃんは食べ始めていた。あっ。ちなみにお父さんは海外に単身赴任中。



ご飯を食べていると


ピンボーン


え。悟もう来たの?はやくない?


そう思って時間を見てみると、いつもの時間。
あれ。おかしいなぁ。


「梨花ー。悟君来たわよー。」


うーん。なんでだろう。まぁ大丈夫!


「はぁーい。いってきまーす!」


「「いってらっしゃい」」



「あれ。梨花ご飯残してる....大丈夫かしら。。。」


「え。まじで。うーん。本人が気づかないうちに体調崩してるのかもな。気をつけてみてやらないと。」



この時の母と兄の不安は直ぐに現実になってしまった。