って、金髪君、寝てるし…。
 どうしよっかな…。

 寝てるから帰っていいのかなぁ…。


 ってあれ?真面目君もいる。

 帰らないのかな?


 「おい、蒼。起きろ。結奈ちゃん、待ってるぞ」


 すると、慌てて跳び起きた金髪君。


 「うっわ。もうこんな時間かよー。ゴメンね、結奈ちゃん。さっ、行こう!」


 私に向かって、すこし焦った感じで、早くー!って急かしてくる。


 何でこんなに急いでるんだろう。


 小走りで、金髪君を追いかけて、着いた先は、体育館裏…の隅にある、小さなプレハブ。