見ると、手や足には殴られた跡や
切り傷があるがある。


悠「とりあえず、連れて行く?」

涼「だな。死なれてニュースにでも
  なったら俺等が疑われそうだし。」

大「流聖さんに事情話せば
  大丈夫だろ!」


流聖さんて言うのは高3で鬼騎の族長。
優しくて、1人だった俺をかまってくれた。


俺たちはその子を担いで集会が行われる
溜まり場の倉庫に急いだ。



悠・涼・大「こんばんわー。」

流「おー!来たな。これで揃ったかー?」


やべ…俺等最後だったのかよ。

流「で?その女の子は?」

悠「ここ来る途中で風銀の
  溜まり場近くで倒れてたんです。
  怪我してるみたいで、連れてきました。」

さっき言い忘れてたけど
この子が倒れてたのは「風銀」って族の
溜まり場の近く。
風銀もけっこう名の知れてる族で
鬼騎のライバルみたいなもんだ。