「あのー、大丈夫…?」
うわ。
泣き顔見られちゃった…。
顔をあげると。
イケメン…。
なんか隼人みたい。
「隼人みたい。」
あ、声に出しちゃった。
絶対、変な人だと思われたなぁ。
まぁ、あのイケメン君からどう思われてもあたしには関係ないんだけど…
「え…?いや、俺は悠斗だけど…」
あ、やばい。
やっぱり。
今になって恥ずかしい!!!
「ででで、ですよね!すみませんでしたぁぁぁ」
「あ、あの……かし……や………じょ…?」
イケメン君が何か言っているのも耳に入らないぐらい。
あたしは全力疾走で………
………逃げた。