HRが終わって帰宅部の私は靴を履き替えていた
そしたら時雨くんが先のほうにいた
話かけようかな...?
けど、うざいって思われたらどうしよう
結局この前貰ったメアドも電話番号もそう思って
まだ一度もメールも電話もしていない
聖菜は考えすぎだ!!って言うんだけど
男の人に慣れていない私には初めての体験であって....
よし、勇気を出して声をかけてみよう!
「亜希くん」
そう言ったんだけど
「亜希!!!!」
横から綺麗な女の人が出てきた
亜希くんの腕に絡み付いて亜希くんに微笑んでた
自転車に乗って登下校する亜希くんはその手を振り払わずに
その女の人と肩を並べて歩いて帰った
そうだよね....だってあんなにかっこいい亜希くんだもん
そりゃ、彼女くらい...
私がこれだけ傷付いているのは
__やっぱり恋をしてしまったんだ
もう否定しない
私は......亜希くんが好き