あれから数時間くらいかな
ずっと熟睡してて
私が起きた時には置き手紙が2枚置いてあった
ひとつは凌牙のもので
「冷えピタとのど飴買ってきてやったで!!
喜びや!やっぱり凌牙様のおかげやなー!」
って書いてあった
無性にこの紙を破りたくなったけど
とりあえずもう一枚を見ようと思ってやめた
もちろんもう一枚は亜希くんのもので
「お大事に」
そう一言だけ書いてあった
けどなんだかその一言だけが嬉しくて
一人でニヤニヤしていた
自分気持ち悪いなとか思いながらどちらの紙もしまっておこうとしたら
亜希くんの紙の裏になにか書いてあるのがみえて
その部分を見てみると
「何かあったら、呼べ。俺、家すぐそこだし」
という文と一緒にメアドと電話番号が書いてあった
「…亜希くんって絶対モテるな」
ただただ私は亜希くんは絶対もててる
絶対手の届かない人だ
そう思った