振り返った瞬間、


お母さんの視線はあたしじゃなく、広瀬くんの方を見ていた。



「…あら?どちら様?あ、もしかして亜衣の彼氏かしら?」



そう言うお母さんの表情は……


どこか嬉しそうでどこか悲しげ。



てゆーか!



「お母さん!あたしの彼氏じゃ「初めまして。広瀬洸太です」