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《…エデ、カエデ。》


《エ…、オニィ、チャン?》


《イイカイ、人ヲ殺スノハ簡単ダ。

幼クテモデキル。》


《オ兄チャンナニヲ………!!》


《ホラ、チャント力ヲ入レテ…

ワカル?

チャント力ヲ入レナイト殺セナインダ。》


《ヤメテ、ヤメテオ兄チャン………!》




ザシュッ














こうしてあたしは、███████になった。













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「や……いやあぁぁぁぁぁぁああ!!!」


時雨「どうした!?」


「へっ…?」



涙目で勢いよく起きあがったあたし。


あれ、ここは確か…



時雨「落ち着け、どうした…?

ここは倉庫で、楓は昨日ここに住むことが決まっただろ?」


「あ…、はい。
そうでした…」


そう、今日から倉庫に住むことになった。

で、あたしは時雨君と同じ部屋で寝泊まりすることになって…



「わぁぁぁぁあああのすみませんお恥ずかしいところを…!!!」



最悪だ。

初っ端から久々に見た夢の絶叫を部屋にとどろかせるとは…




「あの、起きますから…離してください…。」


そして今、なぜかあたしは時雨君に抱きしめられている。







時雨「我慢すんな。

…まだ、震えてるだろ。」
















…………ッあ、ホントだ……




「なんだか、迷惑かけっぱなしですみません………。


…少し、怖い夢を………」


時雨「そ、か…………。」




………あれ?


もしかして、時雨君も震えてる…?