「わかりました。 …お手柔らかに、お願いします。」 …こうしてあたし達は、倉庫の下の階の、広場のような所まで移動した。 介「…オレ、手加減しないよ? だから、全力でこないと楓チャン、死ぬよ?」 「むむむ、無理です! 殺さないでください!」 だから、できないんだよ…あたしには。 介「アハハ、じゃー…行くよ?」 バッ 介君が「行くよ」と言うのと、彼の姿が見えなくなったのは同時だった。