**時雨side**




「楓!!!!!!」



介を応戦してから、6人を倒し、すぐに倉庫へ駆け込む。




「楓…ッ!!!!!?」



そこに、楓は倒れていた。








「楓…!!!!!

起きろ、楓…!!!!!!!


オイ、楓、かえで…カエデ、かえ…「落ち着け時雨!!!!!」




陸が叫んだ。


その声で、俺はハッと我に返る。




介「外傷はほとんどない。

頬のキズ。それは…あそこに倒れている男の銃弾が掠ったんだろ。


…てことは、気絶。



少なくとも、死んじゃいねーよ。」



介がボロボロの姿で言う。


服や髪が泥で汚れていたり、口の端が切れていたり。


俺たちの目標を…信念を、守ってくれた証。








「介、ありがとな。」





介「…ハーイハイ、楓チャンが一番心配な癖にー」








そう言いつつも、介の耳はほんのり赤くなっていた。