**楓side**



バシャッ


「…っう、」

頭に水をかけられたことで、目が覚める。

気絶…してた、みたい。


「おはよ♪」

「……………」

もう、3日目?
精神的にも、肉体的にも追い詰められてから。

「やだ…もう、やめて、くださ…」

「えー?
オレもヤダ~。

楓ちゃんじゃ使い物にならないしー。

C-14082じゃないとなぁ~。」

ドクッ

「C-14082…?
誰のことを言ってるんですか?

あたしは、そんなの知らないって…」

「楓ちゃんが消えれば、自然と出てくるわけ。

楓ちゃんは知らないと思うけどね♪」

知らない。
知りたくない。

「痛いねぇ、苦しいねぇ~!
じゃあもう消えちゃえば?」

ドクンッ

「どうせいらないんだし~」

ドクンッ

「お仲間も助けに来ないみたいだし~。」

ドクンッ

「オレ、飽きちゃった☆」



Is it all right for me to be here?

I not must exist.


「…ははっ、そーですか。

結局、あたしは…」

「お?おお~っ?

いよいよ、お出ましかな~?」


“駄目よ!

諦めては駄目!

貴女が消えれば真実は…”

「うるっせぇんだよぉ!?

やっとでてくるっつーのに、外野は黙っててよね~?」

そういって、男の人は無理矢理あたしに薬を飲ませた。

“あ、あぁ…っ
負けないで、かえ_____”

カズサが、無理矢理抑えつけられる。

「どうしてカズサの声が…」

「楓ちゃんの首に付いてるネックレスから読み取ってるんだよ♪」

ネックレス…?

違う。






これは、首輪だ。