「…は、私としたことが。
有り得ないわ、だって研究はまだ完成してな…「そう、完成してないよ?
だからね、こいつらみーんな使い捨て♪
6時間しか保たないから朝のうちに拉致ることにしたわけ!」
「つかいすて、って…
じゃあ6時間たったらこの人たちは…」
幹二「この世とバイバイしなくちゃいけないの~。
ちょっと寂しいなぁ☆」
うそ…
どうして…?
サンプルは私だけでいいじゃない…!
なんてことを…
なんてモノを開発したのよ、兄さん…!!
ガンッ
「っうあ、」
油断した隙に、肩を鉄パイプで殴られる。
バキッ
「ひぐ、っ」
次は足を殴られ、たまらずしゃがみ込む。
幹二「もういいおまえら、“終わり”だ。」
三吉幹二が“終わり”と口にすると、全員動かなくなった。
幹二「アキ先生スゴいよね~!
兵隊さん作り上げたうえにオンとオフまで作っちゃってさ♪
暗証番号みたいなもんだね。
でも起動中で6時間は大きな進歩だよ~」
私じゃ足りないってことなの?
兄さん。
幹二「オフの時は寝てるみたいだけどね?
まあそんなことはいいや。
ハイ、カズサちゃんの負け♪
じゃー一緒にこよっか♪」
「…ぅ、ぐっ…」
私はよろけながらも、なんとか立つ。
幹二「うわーおビックリ!
結構丈夫だねぇ~」
「貴方となんか…死んでも、組まない。」
幹二「ふーん…
そっかぁ、じゃあ強制的におやすみ♪」
「いっ…」
近くに転がっていた鉄パイプで、首の後ろを殴られる。
同時に私の意識も消えていった。