「つ、かう…?」 時雨「使うって… なに言ってんすか、楓はモノじゃないんで。 …あと、楓は俺達の仲間だから。 仲間に手ぇだしたら、いくら組でも承知しねーぞ。」 時雨君は、今までにないくらいの殺気を放つ。 しかし相手はもろともせずに、おどけて見せた。 「おー怖い怖い。 へぇ…“仲間”ねぇ? その子が人間の部類に入るのかなぁ? だって人を殺すために生まれてきたようなモノだろ?」 人を殺すために、生まれてきた…?