カタキに恋をした。
青春・友情
2
㌦㌦/著
- 作品番号
- 990948
- 最終更新
- 2015/12/12
- 総文字数
- 86,399
- ページ数
- 175ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 23,868
- いいね数
- 2
『俺も、殺してくれ…!』
夢で見るのは
あたしと同じくらいの年の男の子と
屋敷に広がった血。
あたしは男の子を
笑いながら見下ろすの。
そして大きな屋敷を
ウロウロ、ウロウロ
ここがどこか
自分が誰かも分からずに。
覚えているのは
その男の子の絞り出すような声と
自分が人を殺したということ
炎が揺らめく中、あたしは汗もかかずに
返り血の付いた服を着て、屋敷を歩いてた
そんな、10歳の記憶
あれから6年が過ぎた。
6年たった今
貴方が好きって気付いたとき。
あたし、決めたの。
最後は必ず貴方に嫌われてみせるって。
貴方に隠し事があるから
貴方が苦しむから
ずっと考えてるから
あたしはここにいてもいいのだろうか?
あたしは、存在してもいいのだろうか?
そしてその答えは今も
これからもずっと、
出ないままなんだろう。
Q, Is it all right for me to be here?
A, I not must exist.
命を大切にしない人が大嫌いな暴走族総長
シノノメ シグレ
東雲 時雨
×
複数の顔を持つ女
イカダイ カエデ
筏井 楓
あたし = 楓
私 = 和砂(カズサ)
アタシ = ???
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本編は少々過激な表現が御座います
◦殺す
◦奴隷
◦死ぬ
etc...
予めご了承ください
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