幼くて、運命や奇跡が大好きな私は、行動速かったなぁ…

今思うとよくあんなことできたなぁっておもうよ。

「えっとこれからよろしくね?」

「うん。よろしく!」

基本緊張とか人見知りとかしない私は、なんなりと初回の挨拶終えてしまった。

そこまではよかったけどさ…

なんでこんなに私の恋愛は展開速いんだろな…

「好きな人いる?」

こんなことを直球で聞いてしまうなんて…

わぁぁ…

今ならありえないよ…
幼子よ恐るべし。

簡単に言っちゃったけど…ドキドキしてた…

せめて、いないって言ってほしかった…

なのに君のからは…

「いるよ?」

一番聞きたくなかった言葉がかえってくる…

「そっか…」

これって失恋…だよね…。

隣になれた嬉しさと失恋した悲しさが混じってぐちゃぐちゃになる…

「そっちは?」

聞きかえされちゃった…

「いるよ…」

正直に答える。

「誰ー?」

え…

ちょっと黙り込んで…

でも、どうせ失恋なら…

とか考えてみた…

「えっとね…今私の隣に座ってる人…。
なんだ…」

言っちゃった…あぁあ…

だめだー
終わったぁ…

そう思ってたよ?

なのになんで…

「まじ?おれもなんだけど…
俺も今隣に座って喋ってくれてる子が好きなんだ。」

とか言ったんだよ…。

その時は嬉しかったよ。

これこそ運命感じちゃってたよ…
なのに…