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その後スムーズに進んだ委員会はものの数分で終わり、あたしと河野は鞄を取りに教室に戻っていた。
「どうしたんだよ、そんな陰気な顔して。」
「そりゃ陰気な顔にもなるわっ!!」
「うわっ…叫ぶことねぇだろ。」
「あんたが作成係に勝手に立候補するからでしょ…。」
「そんな嫌な係だったのか……ごめんな。」
う"
そんな風に謝られると怒られないじゃんか…。
「いいよ…そんな気にしてないし。」
「本当にごめんな。お詫びとしてなんか奢る。」
「本当に!?じゃあジェラート食べたい!」
「おう。」
なんか、河野って思ってたよりもいい人かも。