「放課後の実行委員会で何もなければいいんだけど…。」
__放課後
「じゃあ俺、先に帰ってるからじゃあな。」
「うん、バイバイ。」
よし、確か場所は多目的室だったよね。
教室を見渡してみると河野はいなかった。
先に行ったのかな?
トン
「おい。」
「うぎゃ!?」
か、肩叩かれた!!…誰!?
「………鳴海、行くぞ。」
「へっ!?河野?ちょ、ちょちょっと待って!」
__多目的室
「失礼します。」
「ハァハァしつ…れ、します。」
「おー。席、座っとけぇ。」
間に合った…よね。
「それでは、皆さん集まったようなのでこれから第一回体育祭実行委員会を始めたいと思います。司会進行は委員長のわたしが進めていきます。
まず最初に体育祭のプログラムについてなのですが、プログラムは実行委員会の作成係が作成することになっています。その政策係りになってもいいというクラスはありますか?」
作成係かぁ…去年の実行委員の感じからして一番大変な係みたいだしこれだけは嫌だな……。
そう思っていた最中…
「俺たちのクラスがやります。」
河野が手を挙げて言った。
「それでは作成係は2ーAということでよろしいですね。それでは次に審判係を……」
ちょ…ちょっと……ちょっと!?
河野或斗はいったいどういうつもりなわけー!?