「どうしたの?」
物思いに耽っていて、答えが返って来ないのを不審に思い、雪美は直哉の顔を覗き込んだ。
「あっ、いえたっ、楽しかったです・・・」
「ムリすんなよ!」
「本気でビビってたじゃん!」
直哉の気のない返事に、晴美と哲がちゃちゃを入れた。
「な!ちっげぇよ!」
「あははははっ」
直哉は、雪美に笑われてしまい、消えてしまいたい位恥ずかしかった。
「処で、直哉くん今晩空いてる?」
「え!」
笑顔でそんな事を言われたら。
直哉はハートを鷲掴みされてしまい
「はい!空いてます!」