薄暗い小さな箱のような部屋で私は暮らしている


この部屋にはとても小さな窓がある、
この部屋の唯一の明かり



私はある科学者たちによって作られた。



科学者たちは死んだ人を生き返らせる実験をしていた、


死んだ人を元に改造し、魂を詰め込む。

何度も失敗し、何年もの月日がたった


そして何十年もの研究の結果ついに私が誕生した。


けれど、私は生き返えらせる人とは全くの別人で、何年もの実験のせいで


体は変わり果て

記憶も無くなっていた。

だから、次々に科学者たちは諦めていった


けれど、残った数人の科学者たちは諦めずに実験を続けていった


その科学者たちのリーダーが


事故で亡くなってしまった人の旦那なのだと知った


けれど実験は失敗してばかり

そして私はいつしか地球を滅ぼしかねない兵器となっていった。

恐ろしくなった科学者たちは私を殺そうとしたが科学者のリーダーである博士が

私を盗みだしこの暗い部屋へと連れてきた、きっと妻の一部である私を殺すことは出来なかったのであろう。

そして彼は私に「クレア」という名前をつけた。

それは博士の元妻であった人の名前らしかった。


博士はだいぶ年老いて、博士は精神にもかなりのダメージがあったため



いつしか私のことを本当の妻だと思いこむようになった。


そして、私を一歩も外には出そうとしないのだった


けれど、別にいいの



博士が幸せならそれで、私も幸せ



博士が私のことを妻だと思っているなら
それでいい



私があなたの本当の妻になるから


あなたと一緒に暮らせるならココから
出られなくてもいい











あなたとずっと一緒にいられるなら