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自分の気持ちがあやふやなまま、新たな事実が発覚した。


俺もあの部屋にいたが、斎藤さんが来たのは小松が見張りをしている時だったらしい。


そして、伊東さん達が企んでいるのは、近藤さんの暗殺──。


それを止めるべく立てた計画は、近藤さんが直接伊東さんと酒を飲み交わし、酔いつぶれたところを暗殺するという物だった。


その伊東さんの体を路上に晒し、御陵衛士の隊士達を集め、それを襲撃する──。


俺や副長は、もしもの事を考え屯所に待機。


──しかし。


その計画を実行するとき、沖田さんが姿を消したのだ。


沖田さんは最近体調が悪くて、休んでいるはずなのだが、布団が乱雑にめくられ、刀もなく、その部屋にはもういなかった。




「──山崎っ!」




そして、俺や副長が探しているとき、玄関から小松の声が聞こえ……


慌てて駆け寄ると、そこにはもう既にぐったりと小松に体をもたれかけさせる沖田さんがいた。